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ミニ・メンタル・トルネードよ、どこかへ去りなさい

Blonde girl contemplating and thinking while looking out over city view

 

一日にいくつ位考え事をしたか、数えたことはありますか。私たちもありませんが、アメリカ国立科学財団によると、毎日12,000から60,000の考え事をしているとのことです。それだけでなく、これらのうち平均80%がネガティブな考え、また95%が同じ考えを思い巡っているのだそうです。作家のスーズ・ヤロフ・シュワルツは、ある考えが次の考えを引き起こし、次々と別の考えが引き起こされていく状態を「ミニ・メンタル・トルネード(ミニサイズの心の内の竜巻)」と名付けています。

 

シナリオ:上司より非難が込められたEメールを受け取ります。
あなたの考え:「私って本当に役立たず…彼は私のことをどうしようもないって思っているわ…この仕事、大嫌い…私のキャリアなんて本当つまらない…解雇されたらどうしよう?」

ラップトップ・コンピューターの充電器をなくします。
「どこに行ったのかしら?…私って本当にダメ…やることは山のようにあるし…どうすればいいのか…これから夜遅くまで働かないといけなくなるわ…すごく疲れてるし、夜遅くまで働きたくない…どうしていつもこんなに疲れているのかしら、病気なのかも。」

電車に遅れます。
「遅れてしまうわ…鉄道網って役に立たないわね…どうしてこんな所に引っ越したのかしら…こんな町に住むのは大嫌い…これで一日が台無しになっちゃったわ。」I

 

これらのシナリオに覚えがあるのは、あなただけではありません。これらの狂気じみた考えのパターンは非難のEメール一通から解雇の心配、ラップトップ・コンピューターの充電器の紛失、健康の心配、電車の乗り遅れ、始まる前から一日が台無しにされるまで、私たちを不安の渦にあっという間に巻き込みます。私たちの脳はできる限り私たちの味方であろうとしますが、これらの厄介なミニ・メンタル・トルネードのせいで集中力を失い、ストレスを感じ、自信に影響を及ぼし、そのことに気づく前にもっと状況を悪化させることがあります。しかしこれらの心の嵐が発生する前兆の時点で解消させる方法がありますので、心配いりません。

認識がその鍵です。ある考えによってあなたがストレスを感じている時、その考えが始まった地点まで戻って認識できるかどうか、今日にでも試してみましょう。頼りにならないタイマーを持ったオーブンのせいでピザを焦がしてしまったからと言って、新しい家が本当に必要でしょうか。

嵐が一つやって来そうだと気づいたら呼吸に集中し、横隔膜から深呼吸を数回しましょう。あなたの心が平静であろうと努力していることを認識し、呼吸を続け、周りに気を配りましょう。心が落ち着きを取り戻しつつあると感じたら、笑顔になりましょう。あなたの心の中で発生していることに気づき、その動きについて気づきを繰り返していると、それらは力を失い、平穏が訪れるでしょう。

もちろんミニ・メンタル・トルネードがやってくる以前にまずは行動を起こし、その回数や影響を減少させることも大事です。疲れてボロボロになった心は、このような役に立たない思考の流れが発生するのに完璧な環境を提供します。あなたの心身をリラックスさせる活動をし、朝はこれから始まる職場での一日ですべきことを決め、することのリストを作りそれを実行することは、あなたの心が明るさを保つためにすべて役立ちます。さらに携帯電話をサイレントにし、決めた時間にまとめてEメールや留守電を確認・返事し、あなた自身のためのスペースを作ることを重視して反応的行動を減少させれば、脳が反射的反応を起こすことを防げるでしょう。 

 

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